La porte des rêves

<La porte des rêves>ーー〈夢へのとびら〉という展覧会をおとずれた

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「夢」が題材になっている絵は18世紀以降に多く描かれたと授業で知って、この展覧会にはわたしが好きになるであろう作品がたくさんあるに違いないと思ったのだ


その予感は的中して、展示されている絵はすべてすばらしく、それはわたしが日本で学芸員として従事していたらこのまま特別展として誘致したいほど


とくにConstant Montald の≪Eden≫という作品は格別。油絵であるにもかかわらず、キャンパス地が透けて見えるほど、うすーくうすーく色が重ねられていて、まるでパステル画のような透明感が印象的だった

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この写真はパンフレットに載っていたものを撮ったものだから不鮮明だけど、プロの写真家が撮ってもあの透明感は伝わらないと思う


そのくらい繊細で上品な作品に出会えた喜びといったら特別なものだ


近年、インターネットの発達/普及により、どこにいてもたくさんの情報を享受できるようになったけど、なにかを「ネット上で見たことがある」というのと、「実際に見たことがある」というのは、雲泥の差だ、とつくづく思う


どこかの足を運んで、そこで偶然好きになった特別なものを、これからも大切にしていきたい